粃糠(ひこう)性脱毛症

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抜け毛・薄毛の症状のひとつに「粃糠(ひこう)性脱毛症」があります。
今回は、ひこう性脱毛症とはどのような症状なのか、原因と対策とともに紹介。
抜け毛が気になる人は、参考にしてくださいね。

頭皮のフケが原因で、髪の毛が抜けてしまう症状

「ひこう性脱毛症」の「粃糠(ひこう)」とは、フケを意味する言葉。
脱毛を伴わない場合は「ふけ症」「頭部粃糠疹」という頭皮の病気に分類されます。
ひこう性脱毛症になると、頭にふけが固着し、頭皮にはかゆみ・赤みを伴います。
炎症が悪化すると、頭皮にかさぶたができてしまうことも。
髪の毛は細く乾燥し、脱毛が徐々に広がっていきます。

この脱毛症は、名前のとおり頭皮のフケが原因。
頭皮の毛穴をフケが塞ぐため、詰まった毛穴の中で皮膚の常在菌が繁殖、炎症を起こしてしまうのです。
炎症が起きると、頭髪の脱毛につながり、抜け毛・薄毛が気になるようになるという過程です。

「脂漏性脱毛症」も、“毛穴が詰まったことで菌が繁殖し、炎症が起きて髪の毛が抜けてしまう”という流れは同じですが、毛穴が詰まる原因が「過剰な皮脂分泌」という点で異なります。

ひこう性脱毛症はフケが原因というだけあって、抜け毛・薄毛よりも先にフケが気になることも。
「頭皮がちゃんと洗えてなかったのでは?」と何度も髪の毛を洗ったり、力を入れてゴシゴシ洗ったりすると、頭皮の炎症がさらに悪化してしまう可能性があるので、注意が必要です。

なかなか完治しにくい「ひこう性脱毛症」 病院に頼るだけでなく、自己ケアも大切に

ひこう性脱毛症になると、病院では膠原病に対するステロイド処方、 ビタミン剤での皮脂コントロールや、炎症を抑えるために抗生物質の処方といった治療が行われます。
しかし、ひこう性脱毛症は完治が難しいとされている症状。
症状が慢性化するとますます治りにくくなってしまうので、薬だけに頼らず、自身で頭皮の健康をキープするよう努力しましょう。

まず、気を付けたいのは洗髪。
先にも書きましたが、頭皮の炎症が悪化するような洗い方や、1日に何度も洗うことはNG。
頭皮が乾燥してしまうので、かゆくなったり、フケができやすい環境になったりします。
できればシャンプー選びにも注意したいところ。
頭皮にやさしく刺激の少ないタイプや、フケ対策用のタイプなどを選ぶと良いでしょう。
頭皮にダメージを与えるようなこと(カラーリングやパーマ、薬品をむやみに塗布するなど)も控えましょう。

食事は、刺激の強いもの、脂肪を多く含むもの、スナック菓子、ナッツ類は避けて、バランスの良い食事を心がけましょう。
食物繊維やビタミンB群を多く含む食材を積極的に摂ると良いですね。