女性の薄毛対策ガイド

抜け毛を防ぐシャンプーの上手な選び方と正しい使い方

わたしたちが毎日使っているシャンプーには、化粧品会社から販売されているものもあれば、製薬会社から販売されているものもありますが、どのような基準でシャンプーを選んで使っていますか?

ここでは、女性の抜け毛や薄毛を予防するシャンプーの上手な選び方や、正しい使い方についてご紹介したいと思います。

シャンプーにはどんな種類があるの?

市販のシャンプーにについて、洗浄成分で分類すると、おもにアミノ酸系・石けん系・高級アルコール系の3種類に分けることができます。ここでは各特徴についてまとめてみました。

高級アルコール系シャンプーの特徴

スーパーやドラッグストアで多く販売されているのが、高級アルコール系シャンプーです。「高級」の文字が入っていると、こだわりのシャンプー、質感の高いシャンプーといったイメージがありますが、とくに高品質で価格が高いといった意味合いはありません。

高級アルコール系シャンプーの「高級」とは、一般的に分子の中に炭素が多く含まれていることを指しており、高級アルコールがあれば当然、低級に分類されるアルコールもあります。アルコールの分子構造をみると、ヒドロキシ基(元素記号は「OH」)と炭素(元素記号は「C」)で構成されています。

アルコールに炭素が5つ以下であれば低級アルコールに分類され、6つ以上であれば高級アルコールに分類されます。市販の高級アルコール系シャンプーには、洗浄成分として石油系合成界面活性剤が含まれており、成分表示を見ると「ラウリル酸」「ラウレス酸」「硫酸」などの文字が書かれています。これらの成分は、すべて高級アルコール系に分類される成分であり、高級アルコール系界面活性剤とも言います。

炭素数が多い高級アルコール系シャンプーと、炭素数が少ない低級アルコール系シャンプーや、その他のシャンプーを比較すると、泡立ちが良くて洗浄力が強いのが特徴的です。洗浄力が強いシャンプーのほうが良いと思うかもしれませんが、使うたびに頭皮に必要な皮脂が落ちてしまい、頭皮の乾燥を引き起こし、ふけやかゆみの原因にもなります。

とくに、肌が敏感な人や乾燥肌の人は、高級アルコール系シャンプーの使用には、十分注意する必要があります。高級アルコール系シャンプーを使った後は、頭皮を適度に保湿するヘアケアも忘れずに。
シャンプーをする時に、よくすすいでおかないと頭皮や髪にシャンプーの成分が残り、炎症などを起こす原因となります。シャンプーの使い方が間違っていると、毛母細胞を傷つけてしまい、薄毛や抜け毛の原因になりますので、注意が必要です。

石けん系シャンプーの特徴

石けん系シャンプーの特徴は、石けんが主成分で、高級アルコール系シャンプーに比べると、低刺激で髪と頭皮に優しくて安全性が高いということです。しかし、石けん系シャンプーの多くがアルカリ性なので、場合によっては髪のキューティクルにダメージを与える可能性があります。

石けん系シャンプーを使うと、髪のごわつきやきしみなどがありますので、高級アルコール系シャンプーと比べると、使い心地はいまひとつで、泡立ちがあまりよくありません。髪と頭皮は、弱酸性に近いので、アルカリ性の石けん系シャンプーが合わない人もいます。使用を続けて髪や頭皮のコンディションが良くならない場合は、使用を止めて様子をみてください。

アミノ酸系シャンプーの特徴

わたしたち人間の体の約70%が水分、そして残りの約20%がタンパク質です。タンパク質は、アミノ酸によって構成されており、頭皮と髪の健康を保つためには、アミノ酸の成分が必須です。アミノ酸系シャンプーは、その名の通り、アミノ酸の栄養素が豊富に含まれているので、髪と頭皮を優しく守ってくれます。

頭皮と髪への刺激が少なく、高級アルコール系シャンプーに比べると、洗浄力が低いのが特徴的です。その分、頭皮の皮脂を適度に残すので、ふけやかゆみの防止にも効果が期待できます。洗浄力が強すぎるシャンプーを選ぶよりも、適度な洗浄力で髪と頭皮を保護するアミノ酸系シャンプーは、使い心地が良くて安全性が高いので、抜け毛・薄毛対策におすすめです。

育毛ケアにも役立つシャンプーとは?

女性の抜け毛を防ぐには、洗浄力の強いシャンプーよりも、頭皮ケアを目的とした育毛シャンプーを使うことをおすすめします。育毛シャンプーは、髪を洗うだけではなく、頭皮環境を良い状態に整える働きを持つ成分が豊富に含まれています。

頭皮の乾燥を防ぐための保湿成分や、頭皮の血行を促す成分などが、バランス良く配合されており、自然な発毛・育毛を促して、髪と頭皮を優しくいたわってくれます。

これまで、合成界面活性剤配合の高級アルコールシャンプーや、石けんシャンプーを使っていた人は、髪と頭皮に優しいアミノ酸系シャンプーや育毛シャンプーに切り替えてはいかがでしょうか。

シャンプーの正しい使用方法を知っておこう

どんなに良質なシャンプーを使っていても、使い方が間違っていれば、かえって頭皮環境を悪化させてしまう可能性もありますので、必ず正しい使用方法を心がけましょう。

1、シャンプーする前にブラッシング

シャンプーをする前の準備として、必ずブラッシングをしておくこと。ブラッシングにより、からまった髪をほぐすことはもちろん、髪と頭皮に付着したほこりやフケ、汚れを落とすことができます。髪全体にブラッシングをすると、頭皮の血流が自然に促されます。

2、ぬるま湯で頭皮を刺激しないように揉み洗い

ブラッシングをしたら、ぬるま湯で手指の腹を使って頭皮をほぐすようにして、軽く揉み洗いをします。これだけで、頭皮の汚れはほぼ除去することができます。お湯の温度は38度くらいに設定すると、頭皮と髪への刺激が抑えられます。

3、シャンプーの量に気を付ける

シャンプーの1回あたりの使用量は、ショートヘアやセミロングの人は500円玉の大きさの半分、ロングヘアの人は500円玉ぐらいの量で十分です。シャンプーは、髪頭皮に直接つけるのではなく、手のひらでよく泡立ててから、泡を髪全体によくなじませます。

4、シャンプーを直接つけるのではなく、手でよく泡立ててから使う

シャンプーを頭皮と髪に直接つけると、配合されている成分によっては刺激になることもありますので、必ずよく泡立ててから、泡をつけるようにしましょう。髪全体にシャンプーをなじませたら、左右両手の手指の腹で、頭皮と髪の汚れや皮脂を揉み出すようにして、ソフトな手触りで洗うこと。

5、マッサージをするように洗う

頭皮をマッサージしながら洗うと、固くなった頭皮がほぐれて、コリがとれるので、気分もスッキリします。とくに、髪の生え際の部分からあたまのてっぺんの部分にかけては、丁寧にマッサージすると良いですね。

6、シャンプーのあとのすすぎを丁寧に

すすぎをする時は、ただお湯を髪に流すだけではなく、すすぎでも地肌を丁寧にマッサージすると良いでしょう。熱い温度のお湯を使うと、髪と頭皮に刺激を与えてしまうので、ぬるま湯をたっぷり使うこと。シャンプーの成分が髪と頭皮に残らないように、丁寧にすすぎましょう。

シャンプーは毎日したほうが良い?

シャンプーは毎日している人もいますが、シャンプー剤を使って髪を洗うのは、2日に1回の頻度でも問題はありません。脂性肌で、頭皮が脂っぽい人でも、とくに毎日シャンプー剤をつけて洗う必要はなく、2日に1回の頻度でもOKです。シャンプーをしない日は、入浴前にブラッシングをしてから、ぬるま湯で頭皮をよく洗うだけで、髪と頭皮に付着した汚れをほとんど落とせます。
ただし、頭皮の状態は個人差があるので、状態に合わせて行いましょう。

女性の薄毛対策ガイド